夢の楽園の戦争遺産、パラオ追記版

日本の冬にパラオに行って空撮で青い海、青い空を撮影したいと考えて            
2015年2月に初めてパラオに行きました。

一番降水量の少ない時に行ったのに、3日間とも雨、雨、雨で夢はかないませんでした。      
でもせっかくパラオに来たのだから何か撮りたいと考えて調べたら戦争遺産のゼロ戦を
見ることができる島ペリリューを発見。偶然ボートをチャーターしていく予定の島だっ
たので雨でも関係なく撮ることができると考え撮りに行きました。

その時の感動と衝撃は今でも忘れません。                         
70年も経った今でも墜落した時の角度のまま、その姿を残していたからです。

絶景という言葉の定義を調べると「非常にすぐれた景色」とありました。           
景色の定義を調べると「観賞の対象としての自然界の眺め」とありました。            
鑑賞の対象とは精神的なものが含まれるという意味のようです。

私が見た墜落したままのゼロ戦というのは“絶景”と言っていいのかと考えた時、
「すぐれた景色」と「自然界の眺め」という2点に疑問を持つ方がいらっしゃるかも
しれません。
でも想像してください70年も墜落したままの状態なのですよ、
辺り一帯の植物とすでに一体化して自然に溶け込んでいたのです。

時空を超えたその神々しい姿に感銘を受けたのです。                     
私は戦争ものが特に好きなわけではありません。でも自然は大好きです。            
土に還るという言葉ありますが、戦って墜落した本物のゼロ戦が70年という月日
を重ねて徐々に土に還っていくように自然に調和してそこに存在していた姿に心
を打たれたのです。

この島がどういう島かということをガイドさんからいろいろと聞き、私が訪れた
すぐ後に、天皇陛下が訪問することになった時にさらに詳しくしりました。

その1年後に再度パラオに行った際には、海に沈んだままのゼロ戦を見に行きました。      
海中からちょうどプロペラだけが少し見えて海の中でやはり自然に還っていく途中の
姿でした。 このゼロ戦のパイロットは助かったという事実を聞いた時なぜかほっと
した自分がいました。

このパラオという夢の楽園には悲惨な戦争の過去があり、今なお人知れず多くの
戦争遺産がこのように眠っているのかと思うと、時空を超える感情が沸き上がるの
を抑えきれません。       
目の前で”本物”を見るリアリティさがあってこその感情だと思います。

★もしあなたが行くのならば                                    
ペリリュー島に船で行くならば本島からは距離があるので、1日がかりで行くべきです。     
また海中のゼロ戦を見に行くならば潮の満ち引きを考えていくべきです。            
そしてぜひ過去の歴史を少しでも学んで現地に行ってほしいと自分の反省を込めてお
伝えしたいです。

★道中与太話                                          
パラオの日差しはとんでもないです。日焼け止めでは防ぎきれず真っ赤に腫れること
間違いなしです。必ず長袖を着用すべきです。私がうっかりしたのは海の中に入って
いるときでも日に焼けたことです。海に入る時にも長袖のウエアの方がいいですよ。